主張(ペンリレー)
2018年8月 アンケート調査シリーズ3
花巻の子育て家庭は、約2割強(22%)は孤立した子育て!?
「女性と子の未来」は、“花巻のご家庭の子育て支援”について、実家のサポートが得られているか・否かのアンケート調査を行いました。
調査結果では、回答数1819名(世帯)の内、約8割弱が実家の親の子育て支援を受けていらっしゃることが分かりました。一方、頼れないとしたご家庭は約2割の400世帯でした(全体とひとり親家庭に差はなく、ほぼ、同じ割合でした)!
小学校全体及び中学生まで数えると、この数値はどう変化するのでしょう。気になりますね。
詳細は、2017年度子育て支援ニーズ調査報告書(PDF)に調査報告書を掲載しております。ご参照ください。
参照:子育てに関する実家のサポートについて・・2017年度子育て支援ニーズ調査から
“母親以外の養育者”の育児参加について
家庭内の家族の子育ての関わりはどうでしょうか?
参考:21世紀出生児(2001年生まれの子供)縦断調査厚生労働省https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/syusseiji/16/index.html
国では、平成22年に出生した子の実態及び経年変化の状況を継続的に観察し、21世紀の初年である平成13年に出生した子を継続的に観察している調査との比較対照等を行っています。
調査結果:
子供が生後6カ月の時に、おむつ替え、寝かしつけなど6項目を母親以外の養育者がしているかについて4万人余の子供について調べた分析結果では、母親以外の養育者(以下養育者という)が良く子育てに参加している家庭は、少ない家庭に比べ、1歳半までに転落、誤飲、やけどといった事故に遭う割合が9%低かった。特に、養育者がよく散歩に連れていくと、24%も少なかったという結果が記載。理由としては、目が届きやすくなる、屋外活動で子供の好奇心が満たされ、家庭内で冒険的行動が減るなどが推測されると有った。また、母親以外の養育者が子供と遊ぶ・入浴の世話をするなどの育児に関わる頻度が高いほど、その子が3歳になった時に自分の意思を集団の中で言葉にしたり、ほかの子供と積極的に関わったりする確率が高かった。また、2人親家庭の10代の子供を対象にした別の調査でも、母親以外の養育者との関わりが多い子供の方が社交的な傾向があるとの結果でした。子供は大人との関わりの程度で、心と体の発達に良い影響が出ていた。
子育ては母親と共に、母親以外の養育者や祖父母等、身近な大人の関わりは大事ですね。
※原文では「父親」とある文言を、「母親以外の養育者」と変更しています