主張(ペンリレー)
2019年1月
児童虐待を考える“どの子にも楽しいお正月・春の進級・進学を”
1.「おねがいゆるして」と幼児がメモを残し亡くなる事件を受けて、
児童相談所の体制強化!
「おねがいゆるして」と、まだ5歳の幼児が必死に鉛筆を握りしめ、親の
暴力を止めて欲しいとノートに書いてあったという新聞報道。この事件の痛
ましさに胸潰された方々も多かったと推察いたします。また、父親が子供を
アパートに閉じ込めて、幼児を餓死させたとの報道を記憶されている方も
いらっしゃるでしょうか?
“虐待を行っている両親も、また、虐待を受けていた!”と、世代間連鎖だと
の報道も耳にします。
最近、児相職員の定数を拡大し、未然の防止に力を入れる環境が整備されました。“知らなかった、時間が無かった”という悪循環が改善されることを期待したいものです。
2.生理的問題! 脳が壊れる!? 福井大学 友田明美教授
3.世代間連鎖?
親から体罰を受けると、その子が成人後、精神的問題や反社会的行動が
観られる傾向があり、虐待につながる可能性も示唆される。
🌸一見、子どものしつけに効果がありそうな「体罰」と「暴言」。
しかし、それは大人が与える恐怖によって子どもをコントロールしているだけ!
🌸最近の脳科学はブラックボックスを開いている。
虐待によって、子どもの脳の器質障害が引き起こされる!
福井大学 友田明美教授
🌸体罰で引き起こされる心の問題
5月15日、全国の自治体に子どもへの「体罰」「暴言」の影響が左表の通り提起されている。幼児の将来の予測される問題行動に体罰が与える影響に、注意したい。https://www.buzzfeed.com
🌸都、虐待防止条例骨子案公表
「虐待は子供への重大な権利侵害で、社会全体で防止する」と記す。そのうえで、保護者らの責務として「体罰を子供に与えてはならない」と規定。